岩手町の不動産動向(2024年)

セガワ不動産サービスの瀨川です。

 

今年度に入って相続登記義務化の流れもあり、岩手町の土地や建物の売却の相談が増加しています。相談件数のペースとしては去年の倍はあるのではないかと感じます。私自身予想はしておりましたが想定以上でした。ここ最近お客様とお話ししていて共通して驚かれることがあり、せっかくなのでここで見ていただいている皆様にも共有したいと思います。

 

①解体費用の値上げ

岩手町は古家が多く、築40年50年の建物は珍しくありません。そして、長年空家のままにしていると建物自身や水道管等の設備は劣化しており、売家としては難しく建物を解体して土地として売却をすることになりますが、そこで解体にかかる費用で皆様驚かれます。現在、建物の解体費用は室内の家具等の残置物の撤去も含めると300万円以上になる事は少なくありません。また、解体費用は年々上がっていく傾向にあるため解体するなら今が一番安いということになりますね。

解体して土地して売却する時に立地によっては解体費用の方が高くつくこともありますが、ご相談いただく方々も自分たちの代で整理できるのであればと決断されます。

もし、岩手町に建物を所有している方は売却をする場合は、築年数の浅いうち空家になったら早いうちに動かれた方がよろしいでしょう。

 

②岩手町の不動産取引市場の鈍化

岩手町の取引市場は年々鈍くなっております。国土交通省が発表している公示地価を見ていただければわかりやすいのですが、例をして岩手町で一番高い地価は沼宮内の東北銀行の地点ですが、本年度の公示地価23,000円(坪単価約75,000円)ですが5年前の令和2年の公示地価28,700円です。5年で5,700円も下がっており深刻な状況であることは間違いないです。原因は人口減少など様々ありますが、特に近年の建物資材の高騰による波は深刻で岩手町に限らず盛岡等の全国の地方都市でも新築住宅の着工件数は激減しており不動産業界のみならず建築業界も苦境に立たされております。

 

暗い話題になりましたが、当社ではご相談いただいたお客様様には今の岩手町の現状を正直にお伝えしております。

その上でできる方法を探して実践しております。大手広告サイトに掲載だけではなく、隣家に一件一件声掛けしてみたり、他の不動産関係の業者や銀行などにもお話しして1件でも多く成約になるよう泥臭いですがアナログな方法も取っております。

岩手町の不動産についてはお気軽にご相談ください。

今度は良いニュースを書きたいと思いますのでお楽しみに。